かつてバルセロナなどで活躍した元ブラジル代表ダニ・アウヴェス。2022年12月に女性に対して性的暴行を行った容疑に問われている。
再三の保釈請求は逃亡のおそれがあるとして却下され続け、1年以上も拘留され続けている(身柄が拘束されたのは2023年1月)。
『BBC』によれば、彼の裁判は水曜に結審を迎えるという。検察は懲役9年を求刑、女性に対する慰謝料15万ユーロ(2400万円)の支払いも求めているが、懲役12年の判決が下る可能性もあるという。
月曜にはアウヴェスの母ルシアさんも出廷したが、裁判所が身元を秘匿するとしていた告発女性をSNS上で名指ししたため、母親も訴追されうるとのこと。
アウヴェスはこれまでに3度弁護士を変更。現在の弁護人であるイネス・グアルディオラは、アウヴェスが当時酩酊状態だったと主張している。その訴えが認められれば、懲役4年に減刑されうるというが、その可能性は低いようだ。
また、弁護側は「(メディアで)彼は性加害者とされた。彼らは有罪に見せる詳細を強調し、他は省略した」として、推定無罪の基本的権利侵害も主張しているという。