佐野海舟

遠藤航、守田英正、田中碧が高いパフォーマンスを発揮してきた中盤に現れた23歳の新星。追加招集された昨年11月のミャンマー戦でデビューすると、すぐに自らの持ち味を発揮してみせた。

田中が招集外となった今回のアジアカップでは遠藤と守田の負担を軽減させることが期待されたが、終わってみればベトナム戦とインドネシア戦で途中出場したのみだった。

佐野海舟の課題は明らかで、遠藤、守田、田中、そして旗手怜央と比べた際に、立ち位置の質で劣っている。ボランチというポジションは出ていく積極性以上に出ていかない中でのプレーが肝だ。

個としては局面での技術と強さに長け、ボールを運ぶ力やパスの能力も持っている。それだけに、もっと相手を見てプレーできればより重要な存在になっていくことだろう。