町田浩樹

第2次森保体制では昨年9月以降代表に定着している町田浩樹(※3月シリーズも冨安に代わり追加招集)。クラブでも今季、リーグ首位のユニオン・サン=ジロワーズでスタメンを確保している。

自信とともに臨んだアジアカップであったはずだが、プレーしたのは先発フル出場したインドネシア戦1試合。その中で、格下相手にもかかわらず終了間際の失点に絡むなど怪しい場面がいくつかあった。

なにより拙かったのはビルドアップ。ベルギーで縦パスの入れ方は上達した一方、横パスの“意味”を理解しておらず、左右の足を使い分けながら高い意識で次のプレーに繋げるライバル谷口彰悟との差は明白だった。

それらがイラン戦、森保一監督が交代を躊躇する要因になった可能性もある。「190cmの左利きセンターバック」はそれだけで価値があるが、まだまだ能力で勝負している感は否めない。