1日に行われた明治安田J1リーグ第2節、ジュビロ磐田は川崎フロンターレにアウェイで5-4の勝利を収め、今季初白星を手にした。
磐田は3-0、4-3という2度のリードを追いつかれる展開の中で、後半アディショナルタイム、ジャーメイン良がこの試合4点目となるPKを決めて劇的勝利。先発フル出場した元日本代表GK川島永嗣にとってもJリーグ復帰後初勝利となった。
「最高ですね。勝利の味はやっぱりこういう厳しいゲームを乗り越えてこそ味わえると思いますし、それをチームメイトやサポーターも含めて感じられたというのは本当にうれしいです」
しかも、以前所属していた川崎のホーム等々力での勝点3。「特別な試合になるというのは気持ち的にはありましたけど、今のチームメイト、そしてクラブと勝ちたいという気持ちがやはり大きいですし、そこはもうここが等々力であろうが思い出のあるクラブであろうが関係ないと思っていました。とにかく自分の100%をチームに貢献するためにやるという気持ちでいました」と振り返る。
今年1月に磐田へ加入し、先週末のヴィッセル神戸とのJ1開幕戦が約2年ぶりのトップチーム公式戦出場。試合での勝利もストラスブール時代の2022年1月9日のメス戦(2-0)以来だった。
「自分が試合に出られない時もそうですし、怪我もありましたし、チームがない時期もありました。本当に家族に支えられて今自分はここに居られると思います。いつも応援してくれる人たちの期待にこれからも応えていけるように続けてやっていきたいと思います」
試合後には川崎サポーターへの挨拶も行った川崎。久々の等々力で、相手チームではあったがうれしい結果を手にした一方、リーグはまだ始まったばかり。40歳の守護神は最後に気を引き締めた。
「自分の中ではまだまだ試合をやりながら感覚を研ぎ澄まさなければいけない部分があると思っています。もっともっとやらなければいけないですし、できると思うので、継続していきます」
J1復帰早々、厳しいアウェイゲームをものしたジュビロ磐田。次戦は9日(土)14時から柏レイソルとホームのヤマハスタジアムで対戦する。