岩田智輝

所属クラブ:セルティック(スコットランド)
今季の成績:19試合1得点1アシスト
日本代表の成績:4試合0得点(2019, 2022)

遠藤航がリヴァプールでの激動のシーズンを終えたばかりのため、同じポジションの岩田を試すならこのタイミングであろう。

27歳になった守備のスペシャリストは、横浜F・マリノス時代の2022年に最優秀選手(MVP)に輝き、翌年1月、マリノスの戦い方を熟知するアンジェ・ポステコグルー監督が率いるセルティックへと移籍した。

今季からスタイルが異なるブレンダン・ロジャーズ監督に代わり、序列の低下やケガもあってなかなか出番を与えられなかったが、今年に入って中盤の底で起用され始め指揮官の信頼を獲得。

レギュラーシーズン終盤の全試合に出場すると、上位グループによるプレーオフ途中からは再び控えにまわったものの逆転優勝に貢献した。

常本佳吾

所属クラブ:セルヴェット(スイス)
今季の成績:29試合0得点3アシスト(残り1試合)
日本代表の成績:招集経験なし

25歳のDFはその甘いマスクで鹿島アントラーズ時代から人気だったが、プレーはビジュアルのように甘くはない。

一番の武器は対人戦の強さ。明治大学時代には三笘薫(当時筑波大学)の“天敵”として知られ、三笘は後年「対峙したなかで印象に残っている選手」に常本の名前を挙げている。

昨夏、元鹿島レネ・ヴァイラー監督のラブコールを受けスイスのセルヴェットに移籍。現地で「この日本人は間違いなくリーグで最高の右SBのひとり」と高い評価を受け、チームは優勝争いを演じた(その後3位が確定)。

課題は攻撃面だったが、ここまで公式戦通算5アシストを記録している。セルヴェットは6月2日に国内カップ戦の決勝を戦うが、タイトルを獲得して代表に合流できれば最高だろう。