夏の移籍市場が賑わう中、未だに所属先が決まっていないビッグネームが数多くいる。

中には過去にワールドカップ出場、欧州のビッグクラブで活躍した選手もおり、Jリーグクラブでも手が届く可能性がある推定市場価格200万ユーロ(日本円で約3億2333万円、8月1日現在)以下の選手も多く存在する。

実際にJ1浦和レッズへ加入したMFサミュエル・グスタフソンの推定市場価格が300万ユーロ(現在のJリーグで最高額)、J2清水エスパルスに加入したガーナ人FWアブドゥル・アジズ・ヤクブの推定市場価格が300万ユーロだった。

そのため市場価格が約200万ユーロの価格帯の選手は、J1クラブが比較的手を出しやすい価格帯だと推察する。

そこで推定市場価格200万ユーロ以下で獲得を狙える外国籍DF3選手をピックアップした。

※推定市場価格はTransfermarktに準拠

アーセナルにも所属したいぶし銀サイドバック

セドリック・ソアレス

推定市場価格:200万ユーロ

ポジション:センターバック

国籍:ポルトガル

年齢:32

堅実なスタイルで守備面で安定したパフォーマンスを見せたソアレスは今夏アーセナルを退団してフリーの身となった。ポルトガル代表では34試合出場を記録し、サウサンプトンでは不動の右サイドバックとして君臨し続けた。

サイズは171センチとプレミアリーグのサイドバックでは小柄であるものの、出足の早い寄せでピンチの芽を摘むインターセプトや正確な読みから繰り出す鋭いタックルに優れており、クロス精度も安定した成功率を誇る。

ただ近年は出場機会を減らしており、アーセナル最終年の昨シーズンはリーグ戦3試合と僅かな出場機会しか得られなかった。ただ衰えてもプレミアリーグで活躍してきた実力者であるため、右サイドに安定感を求めるJリーグチームにとっては即戦力となり得る実力を持っている。