先月29日に森保JAPANが発表され、J1・町田ゼルビアのDF望月ヘンリー海輝が日本代表に初招集された。

2003年生まれながら、パリ五輪には選出されておらず。これまでアンダーの代表歴はU-18、U-20で候補に上がったのみだった。

同じ右サイドバックのポジションには、今年のアジアカップで活躍した毎熊晟矢もいた。ただ毎熊は今夏セレッソ大阪からオランダのAZへ移籍しており、新天地での適応を優先して招集しなかったのではないかとも言われている。

望月はその代わりにできた一枠に入った形だが、今や欧州で活躍する選手ですらも日本代表は狭き門になっており、若きDFの選出は驚きをもって迎えられている。

ここでは、初めて望月ヘンリー海輝を知るサポーターにも分かるように何者か紹介していこう。

望月ヘンリー海輝のプレースタイル

望月ヘンリー海輝は、ナイジェリア人の父、日本人の母をもつ。

今や外国人のルーツを持つ代表選手はユース年代を見ても珍しくない。しかし、190cm以上の長身で高さ強さに圧倒的なスプリント力があるサイドバックとなると話は別だ。

栃木県生まれで埼玉県で育った。大宮アルディージャU-12から名門・三菱養和巣鴨ジュニアユース、同三菱養和ユースとエリート街道を進み、高校時代にはGK以外の多様なポジションを経験した。

国士舘大学でサイドバックに「固定」されると、今季町田ゼルビアに加入。開幕当初こそ控えだったものの、4月のルヴァンカップ、北九州戦でデビューすると同月のFC東京戦でJ1デビューを先発で飾った。5月には再びサブを経験も、6月からは多くの試合で先発を飾っている。

持ち前の身体能力に加え、町田の武器であるロングスローの飛距離、同じくロングボールでのターゲット役(空中戦勝率60%以上)で、町田の黒田監督の戦術にピタリとハマった。もちろん、運動量も目を見張るものがある。

自らは町田ゼルビアの公式サイトで自らの武器を攻撃参加と記載している。現在の課題は1vs1の守備面や足元だが、すでに2アシストを記録しており成長に期待がかかる。

同ポジションはU-23代表で印象的な活躍をした関根大輝(柏レイソル)も身長は187cmと、大型サイドバックのライバルは多い。

それでも、大卒ルーキーがA代表入りとなると、2018年の守田英正ら近年の例は極めて少ないだけに期待は大きい。

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まずは、代表初招集を経験に変え、J1でさらなる躍動を期待したい。

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