夏に開幕したヨーロッパサッカーの2024-25シーズンも、およそ2か月近くを経過した。

ヨーロッパのクラブに所属する日本人選手は80名を超えており、開幕から鮮烈な活躍をしている選手もいればそうでない選手もいる。

また、選手の中にはいまだ全く出場していない選手たちもいる。

今回は、2か月が経過した今シーズンでまだベンチ入りもしていない日本代表経験者たちとその状況をみてみよう。

冨安健洋

所属:アーセナル(イングランド)
日本代表:42試合1得点(2018~)

2季連続プレミアリーグで2位のアーセナル。優勝を目指す今シーズンは、6試合を消化して4勝2分けの3位と好位置につけている。

ただ冨安はプレシーズン中に膝を負傷した。リーグ戦ではゴールを決めた5月19日の昨季プレミア最終節以来、公式戦では6月11日に行われた日本代表のシリア戦以来一度もプレーしていない。

一方ミケル・アルテタ監督は先日、「順調に回復している。トミについては毎日頑張っている選手の1人、今は良い状態だと思う」とコメント。クラブが1日に投稿したトレーニング動画にも冨安の姿があった。

度重なるケガにより売却の噂も出ているが、アーセナルで地位を確立することができるだろうか。

川村拓夢

所属:レッドブル・ザルツブルク(オーストリア)
日本代表:3試合1得点(2024~)

サンフレッチェ広島で活躍し、今年1月に日本代表デビューを飾ったMF川村拓夢。6月にはオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクに完全移籍した。

2028年夏までの大型契約だったが、トレーニングキャンプ中の7月9日にいきなり負傷。11日には左ひざ内側靱帯の断裂によりおよそ3か月間離脱することが発表された。

川村が離脱している間、ザルツブルクはリーグ戦6試合3勝2分1敗の3位、UEFAチャンピオンズリーグは初戦でスパルタ・プラハに0-3で敗れている。

9月中旬には練習に復帰している様子がクラブのSNSで投稿されており、海外デビューの時は近づいているようだ。