マイケル・オリーセ

2001年12月12日生まれ(22歳)

フランス代表MF/バイエルン・ミュンヘン所属

今年7月のパリ五輪直前、U-23日本代表が開催国フランスと対戦した試合において、ゴールを決めたこの選手のプレーに目を奪われた人も多いのではないだろうか。

ナイジェリア人の父とアルジェリア系フランス人の母のもと、ロンドンに生まれたマイケル・オリーセ。その多様なルーツをなぞるかのように、アカデミー時代もアーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティとビッグクラブを渡り歩いた。

スカラーシップを得たレディングで2019年にプロデビューを飾ると、2021年に移籍したクリスタル・パレスでブレイク。昨季はイングラン代表MFエベレチ・エゼとの“ダブルエース”体制が話題を呼び、プレミアでシーズン10ゴールを達成している。

パーマー同様、184cmの長身テクニシャンだが、長い手足を繊細に使いながら相手のプレッシャーを剥がしていくさまは圧巻。スピードと柔らかさを兼ね備え、ボールに対するインパクトにも優れる。

この夏、100億円超とも言われる移籍金で加入したバイエルンでも主力となりつつある22歳。ヴァンサン・コンパニ監督のもと、今度はドイツ代表MFジャマル・ムシアラとの“ダブルエース”構築が期待される。

アルダ・ギュレル

2005年2月25日生まれ(19歳)

トルコ代表MF/レアル・マドリー所属

アルダ・ギュレルは今夏のEURO2024で世界に名を売ったレフティの一人。レアル・マドリーでは今季からフェデ・バルベルデのつけていた15番を背負っている。

これまでなんだかんだと久保建英にはレアル・マドリー復帰の噂が付きまとっていたが、2023年夏のギュレル獲得(+ブラヒム・ディアス復帰)でその道はほぼ絶たれたと言える。

「トルコのメッシ」や「NEWエジル」とも評される19歳は、ハイレベルな技術に加え視野が広く、遠くを見ながら近く、逆に近くを見ながら遠くの状況を的確に把握。ゲームを動かすプレーを常に狙っている。

EUROではジョージア戦で決勝点となる鮮烈なミドル弾を決めただけでなく2アシストも記録したギュレル。

キリアン・エムバペやエンドリッキが加入し、攻撃陣のポジション争いは世界一厳しいと言われる今季のマドリーでもここまで公式戦11試合中9試合に出場している。