いまの代表はチームのためにやっていける選手が集まっている

10日開催されたアウェー・サウジアラビア戦では途中出場ながらアシストを記録した。絶好調の快速アタッカーに期待する声は大きいが、伊東は個人の結果より、チームワークを強調した。

――9月から結果を出しています。スタメンへ意欲はどうですか。

常に俺だけじゃなくて、試合に出たい人は多いと思います。でも戦略的なこともありますし、前回は監督から「スタートじゃない」と言われていましたが、チームとして戦っているので、そこはしょうがないと思います。

――ウイングバックの働きがいまのフォーメーションのポイントになっていると思います。堂安律選手と三笘薫選手のパフォーマンスはどのように映りましたか。

攻撃の選手ですが、守備もしっかりとやっていたと思います。アウェーだったので、まずは守備からということを心がけたんじゃないかなと思います。

――伊東選手は突破が最大の持ち味だと思います。ウイングバックだと、仕掛ける回数が少なくなると思いますが、どう考えていますか。

この前はボールを持てる回数が少なかったので、仕掛ける回数も少なかった。もっとボールを持てるようになれば、ウイングバックが高い位置を取れると思います。この前は少し引く場面が多かったので、ディフェンスをする場面が多かったと思います。

――スライディングタックルもありました。

ありましたっけ?球際とかもいくプレーが自分の持ち味だと思いますし、守備の1対1とかでは負けないと思うので、そこは出していかなきゃいけないと思います。

――これだけ各チームで活躍している選手が集まって、出られない人がいると、チームの中で嫌な雰囲気も出てくるのではないかという心配があります。

みんな出たい気持ちはありますけど、試合になったらチームのためにとやっていけるのがいまの代表だと思います。もちろん、みんな試合に出たいと思いますが、試合になればチームのためにやらなければいけない。

笑顔でランニングに取り組んだ伊東(左)

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