日本代表MF遠藤航が所属するリヴァプールと地元のライバルであるエヴァートンが対決するマージ―サイドダービー。
現地7日の12時半からエヴァートンの本拠地グディソン・パークで行われる予定だった一戦は、嵐による悪天候のために急遽延期されることになった。
エヴァートンは来シーズンから新スタジアムに移転するため、グディソン・パークでのリーグ戦のマージ―サイドダービーはこれが最後。
『BBC』によれば、この試合を観戦するためにオーストラリアから1万マイル(16093キロ)を旅してきた10代のエヴァートンファンがいたそう。
15歳のマッケンジーさんはグディソン・パークでの最後のダービーマッチを観戦するために旅費も貯めてきたとか。ただ、彼はエヴァートンのキャプテンであるシェイマス・コールマンから練習場に招待されたとのこと(現地月曜に選手たちと対面する予定)。
「試合がこんな風に中止されるのは前代未聞なので、少しショックを受けました。ちょっと悲しかったです。歴史の一部になりたかったので。
来るのは土壇場の決断でした。ラストダービーがどんな感じかを実際に見てみたかったんです。(コールマンからの招待は)超朗報ですね。どんな悪い状況でもいいことはあるものです」
マッケンジーさんの母親はリヴァプール生まれで、エヴァートンファンだという家族の多くは今でもリヴァプールに暮らしているそう。
彼は3月の時点でグディソン・パーク行きを懇願しものの、母親から費用が高すぎると言われてしまったとか。
「学校を休めるかどうかもわからない」、「(母親が)地球の裏側まで行かせてくれるかどうかもわからない」なかでもお金を貯め、母親から1万マイルを旅する許可もとりつけたとのこと。