ヴァンフォーレ甲府は26日、DF山本英臣と2025年の契約を更新したことを発表した。

山本は1980年6月26日生まれの44歳。ジェフユナイテッド市原(当時)で1999年にトップ昇格するも出場機会はほとんどなく、2002シーズン限りで契約満了により退団。

2003年にヴァンフォーレ甲府へ加入すると、守備の万能選手として台頭。左サイドバックでレギュラーを奪った後は徐々にポジションがセンターへ移り、30代以降は「センターバックときどきボランチ」が定位置となった。

キックの名手としても知られ、2022年の天皇杯決勝サンフレッチェ広島戦では、PK戦の5人目として登場。見事に成功させてクラブを悲願の初タイトル獲得へと導いた。

甲府では2009年から10年にわたりキャプテンを務め、在籍22年目となった2024シーズンもJ2で14試合に出場していた山本。無事契約更新を果たした本人のコメントがこちら。

「2024シーズンもたくさんの方々にクラブを支えていただき、本当にありがとうございました。自分自身でしっかりと考えた上で来季もプレーする決断をしました。来季は、クラブ創設60周年のシーズンとなります。これまで大切にしてきたマインド、そして変化に恐れず、チーム、そしてクラブの更なる成長に貢献できるように頑張りたいと思います。2025シーズンもよろしくお願いします」

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なお、今季のJリーグで山本より年上だった、50歳の伊東輝悦(アスルクラロ沼津)、47歳の本間幸司(水戸ホーリーホック)はいずれも現役引退を発表。来季は44歳の山本が「Jリーグ現役最年長」となる可能性が高い。

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