毎年2月第1週の日曜日、つまり今年は本日1日に開催されることが決まっている世界的なイベントがある。NFLのプレーオフ決勝戦、「スーパーボウル」だ。

経済誌『Forbes』による「最もブランド価値の高いスポーツイベント」のランキングにおいて、2014年も1位に輝いた世界最高のイベントの一つ。その評価額は五輪やW杯を上回る5億ドル(約587億円)と見積もられており、試合中のCM枠は30秒で4億円ともいわれている。

今年は連覇を狙うシアトル・シーホークスと、NFLを代表する名クォーターバックの一人、トム・ブレイディを擁するニューイングランド・ペイトリオッツというNFCとAFCの両カンファレンスでそれぞれ最高勝率を記録した両雄による頂上決戦。

試合は日本時間の2日(月) 8:30からアリゾナ州グレンデールのフェニックス大学スタジアムで開催される。

2006年8月の開場から間もなくフェニックス大学が命名権を取得したアリゾナ・カージナルスの本拠地は7万以上を収容!

このようにNFLのチームはそれぞれ非常に立派かつ個性的なスタジアムをホームとしているのだが、世界で最も成功しているプロスポーツリーグだけあり、より良いスタジアムの建設にも積極的。

現在計画が進められているものの一つ、アトランタ・ファルコンズの新スタジアムもこんな感じである。

ユニークな開き方をする可動式の屋根に、同じく屋根に設置された内向き360度の超巨大ディスプレイ(柱にもディスプレイ!)。他にも様々な工夫が凝らされ、アメリカでも屈指のハイテクスタジアムとなる。

この新スタジアムはアトランタ五輪でも使われたジョージア・ドームに代わる本拠地として、2017年に完成予定。建設費は14億ドル(約1600億円)とのことだ。

また、こういったシーンも映像の中で紹介されている。

実は昨年4月、メジャーリーグサッカー(MLS)は22番目の参入チームとして、アトランタに創設される新チームを承認。

チームのオーナーは、ファルコンズを所有するアメリカ最大の住宅リフォーム小売チェーン『The Home Depot』の創始者の一人であるアーサー・ブランク氏で、MLSの新チームもこのスタジアムを使用することが決まっている(動員数がさすがに違うため、画像の通り上部席は幕で覆うようだ)。

参入が予定されている2017年に向けて、こちらの動きも楽しみだ。

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