(※記事内容を一部修正しました)

スリランカから本気で日本代表を目指す選手として、以前Qolyでもインタビュー記事をお伝えした丸山龍也

国内でのプロ経験はないが、ワールドカップやCLに出場すべく昨年末まではスリランカリーグでプレーしていた。インタビューの中では「目標から逆算して行動する」ことの大切さを語り、その意思の強さは大きな反響を呼んだ。

さて、そんな丸山がこのほど壮絶な経験をしていたようだ。

年末、スリランカからインドを経由し、フランスに渡っていた丸山。海外の選手らと紅白戦を戦うなど自主トレに励んでいたようだ。

その後も丸山は、様々なツテをつかい単独でヨーロッパを回った。レストランでも積極的に隣の人に話しかけるなど異国の地でも一人で行動し続けた結果、セルビアのベオグラードでダルコという人物と知り合い、実際セルビア2部クラブの練習に参加をし試合にも出場。そして、隣国スロバキアの2部チームと契約できるかもしれないとことになったそうだ。

しかし、ここからが壮絶だった(ブログページはこちらから)。

その時の経緯を、丸山は自身のブログページに克明に綴っている。その文字数は実に1万6000字以上。まともに読もうとすると、おそらく相当時間がかかるだろう。

しかし、そこに書かれた文章はきわめて臨場感があり、日本で生活しているとなかなか知ることのできない世界が垣間見える。丸山はこの文章を、ウィーンからベオグラードまでの片道11時間の列車の中で書いたようだ。

詳しくは本人のブログを参照していただきたいが、結果だけ言えば、3週間もともにしたセルビア人のコーディネーターがセルビア警察のブラックリストに載る超有名流詐欺師だったのだ。自身のキャリアを共に開いてくれると思っていたパートナーに全てを裏切られ、150万円近い費用がパーになったという。

契約が進んでいると思われていた際に丸山が投稿したツイートである。十分に自分を謙遜しつつも、何か可能性のようなものを掴んでいる匂いがある。

今は資金が尽きかけており、みかんとバナナで飢えを凌いでる丸山。ブログ上で、自身への投資を呼び掛けている。

こういった手法は、近年「クラウドファンディング」と呼ばれている。単なる募金ではなく、あくまでも「投資」である。丸山は資金や物品の見返りとして、「自分がトップリーグやCLに出た時にVIP待遇でご招待します」としている。サプリメントなどの物品提供も本人にとっては嬉しいようだ。こうした取り組みも、セルフブランディングの重要性を説く彼ならではであろう。

いずれにしても、まずは壮絶なまでの彼のブログを一読してほしい。

編集部Sからのメッセージに丸山は「もう動かなきゃいけない」と返信し、次なるアクションを起こそうとしていた。これだけの挫折を味わいつつも前を向こうとする彼を心から応援したい。

【リンク】スロバキア2部でプレー出来そうになったのだけど・・・やられた。話。