グループA アルバニアvsスイス(6月11日/ランス)

主要国際大会に初参戦するアルバニアはあらゆる意味で重要性をもたらすだろう。

コソボ紛争の間、スイスへと移住したアルバニア人は多い。そのなかには、ジェルダン・シャキリも含まれる。シャキリを含めた25万人ほど(の移住者たち)は2つの国籍を有しており、両チームのスカッドにもお互いの代表でプレーできた者も多い。

驚くべきことに、この試合ではグラニット・ジャカ(スイス代表)が、兄であるタウラント・ジャカ(アルバニア代表)と相対することになるかもしれない。

また、現在のアルバニア代表にはスイスリーグでプレーしている選手が少なくとも6人はいる。感情的な一戦になるだろう。(※ジャカの両親はコソヴォ系アルバニア人だが、彼らの出身地はバーゼル)

グループE アイルランドvsスウェーデン(6月13日/パリ)

イタリア、ベルギーと同居したことから、アイルランドの開幕戦は極めて重要になることは間違いない。

うまく滑り出す必要があるが、ズラタン・イブラヒモヴィッチ擁するスウェーデンのほうもそれを狙っている。ともにプレーオフを制して本大会出場を勝ち取った両国。アイルランドは予選でドイツを破っており、それは彼らに恐れるものがないことを意味するだろう。

アイルランドには結果が必要だ(英国メディアだけに、アイルランド寄りの目線になっている?)。

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