『BBC』は「元国際サッカー連盟(FIFA)事務総長のジェローム・ヴァルケ氏は、全てのサッカー活動から12年間の追放処分を受けた」と報じた。

ジェローム・ヴァルケは1960年生まれの55歳。元々はフランスのテレビ局であるカナル・プリュスのジャーナリストであった。

1997年にスポーツチャンネル部門のCEOに任命された後、2003年にマーケティング&放送ディレクターとしてFIFAに引き抜かれている。

2007年にはウルス・リンジー氏の後任として事務総長に任命され、ゼップ・ブラッター会長の片腕として働いていた。

2015年9月17日にはその任を終えたものの、10月8日に上司であったゼップ・ブラッター氏、そしてミシェル・プラティニ氏などとともに90日間の暫定で活動禁止処分を受けていた。

彼は2006年に担当していたスポンサー交渉において、VISAとマスターカードの二重契約問題に直面していたことで知られる。

FIFAはこの結果権利を侵害したと認められ9000万ドル(現在のレートでおよそ101.9億円)の和解金を支払っており、ヴァルケ氏もディレクターを解任されている。

しかしブラッター会長はその半年後にヴァルケ氏を事務総長に任命しており、その際にも「スキャンダルを起こした人物がすぐに昇進するのはいかがなものか」と批判を受けていた。

今回ヴァルケ氏はワールドカップのチケット販売に関しての不正行為に関与したと認められ、FIFA独立倫理委員会によって12年もの活動停止処分を受けることになった。

また、ヴァルケ氏個人に対して10万スイスフラン(およそ1158万円)の罰金処分が科せられている。