スポーツ史に稀に見る巨額契約でアメリカのプロ野球リーグMLBロサンゼルス・ドジャースに加入した大谷翔平。「最も人気な現役アスリートの一人」であるといっても過言ではない彼の関連グッズは、日夜高額で取引が行われている。その中でも特筆すべき商品といえば、スポーツカードだろう。ときおり数千万円の価格で取引される彼の直筆サインカードは、マニアにとって憧れの一品となっている。

サッカー界でもその人気は波及しているようで、昨年6月にはカードコレクターとしても知られるアトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが大谷翔平の貴重なカードを手に入れたことが話題になった。

これらのスポーツカードはいくつかの会社が発行している。上記の高額取引が多く行われている大谷翔平のカードは、Topps社(アメリカ)が発行している。野球以外にもさまざまな競技を取り扱っている同社の製品は、クオリティの高さやデザイン性などからコレクターの間でも人気を博し、スポーツカード界で業界最大手の地位を確固たるものにしている。

これまでサッカーにおいては、欧州の主要リーグを中心に扱ってきた同社だが、昨年5月にJリーグのライセンスを取得。同年11月には既に第2弾の収録となる「2023 TOPPS Jリーグフラッグシップ」を発売した。

Toppsの中村憲剛のレジェンドカード

従来、Jリーグのカードは日本のエポック社によるものがほとんど。外資系かつ業界最大手のTopps社の参入はカードコレクターにとっては衝撃的なニュースであり、いまJリーグはコレクターたちの熱い視線を集めている。

今回は「2023 TOPPS Jリーグフラッグシップ」に収録されているカードの中から、フリマサイト「メルカリ」で高額取引されたカードのモデル5選手を紹介する。

5位

ギド・ブッフバルト

取引価格:3万4000円

生産枚数:5枚

サイン:有

1990年に西ドイツ代表としてワールドカップ・イタリア大会で優勝に大きく貢献し、90年代後半Jリーグでは浦和レッズに所属したDFが5位にランクイン。価格は3万4000円の直筆サインカードであり、限定5枚と希少なカードだ。完美品であればベスト3入りも有り得た。