W杯が刻一刻と迫り、日本代表の最終メンバー23人の中に誰が入るか気になってはくるが、熾烈を極める各国の23人争いからも目が離せない。今稿では、その生き残りのために猛アピールを見せるSurviver達を紹介してみたい。
今回紹介するのは、サンプドリアのエース、ジャンパオロ・パッツィーニ。
Giampaolo Pazzini
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ジャンパオロ・パッツィーニ
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イタリアの各年代の代表を務めてきたエリートFW。
U-21時代の2007年には改修工事を終えたウェンブリー・スタジアムのこけら落としにおいて、試合開始28秒の電光石火のゴールを含めたトリプレッタを達成。交代の際にはイングランドサポーターからスタンディングオベーションを受けた。
フィオレンティーナ時代にはトーニ、ジラルディーノらが壁として立ちはだかるも、サンプドリアへ移籍すると完全開花。アントニオ・カッサーノとのコンビでゴールを量産する姿は、ジャンルカ・ヴィアリ、ロベルト・マンチーニのコンビを彷彿とさせる。いまやトーニ、ジラルディーノらと肩を並べる存在となったと言って過言ではない。
生年月日 | 1984.8.2 (25歳) |
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身長/体重 | 177cm/77kg |
現所属クラブ | サンプドリア |
利き足 | 右 |
Year | Club | App (Gls) |
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2003窶錀2005 2005窶錀2009 2009- |
Atalanta Fiorentina Sampdoria |
27 (12) 72 (25) 52 (26) |
Year | Club | App (Gls) |
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2000-2001 2002 2002-2003 2003 2004窶錀2007 2009- |
Italy U-16 Italy U-18 Italy U-19 Italy U-20 Italy U-21 Italy |
12 (14) 1 (0) 9 (6) 1 (0) 22 (5) 6 (1) |
Web Magazine Qoly評価
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鋭い得点感覚とポジショニングに長け、アクロバティックなプレーを得意とする選手。上背もフィジカルもそこそこではあるが、長い滞空時間のヘディングも武器。2トップでも3トップでも対応できるセンターフォワードであり、どのようなタイプのFWと組んでも高い連携を見せる様は、元イタリア代表の名選手、ダニエレ・マッサーロを彷彿とさせる。 必要とあれば、中盤の組み立てにも参加できる技術の高さを持つなど、自己犠牲精神と戦術理解度の高さはリッピの好み。イアクインタ、ジラルディーノがほぼ当確のFW陣に割って入る事ができるか。 |
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攻撃力 | ★★★☆☆ | |
守備力 | ★★☆☆☆ | |
得点力 | ★★★☆☆ | |
安定感 | ★★☆☆☆ | |
スピード | ★★★☆☆ | |
スタミナ | ★★★☆☆ | |
フィジカル | ★★★☆☆ | |
ワールドカップ出場予想値
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80
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