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13日、ドイツはマルタと行われた親善試合を3-0で勝利した。

この試合は、W杯候補メンバー以外も含まれるという、まさにテストマッチといった内容であったが、完売したチケットを握りしめスタジアムに駆け付けたサポーター達を喜ばせるゴールラッシュを展開。

この試合で敷かれたフォーメーションは日頃は使用しない、ポドルスキ、キースリンク、カカウを最前線に置き、両ワイドにクロースやトロホフスキを並べるという超攻撃的布陣。相手が守備的なマルタということで、本大会で相手が引いてきたときの対処法を試したとも予測できるこのシステムは、攻撃時には4-1-5となり、守備時にはカカウとポドルスキが中盤に帰るという非常に難しいものであったが、試合中にコツを掴み、実戦で使用できるレベルにまで持っていけたのは、まさにさすがの一言。

2ゴールを上げ、最終メンバー入りに向けて大きなアピールに成功したカカウは、献身性や高い戦術理解力をも披露した格好だ。

対する、キースリンクは大事な場面でゴールチャンスをふいにするなど、残念さと不満が残るパフォーマンスに終始。この試合で、ドイツ代表FWの序列がカカウ＞キースリンクとはっきりと確定したかもしれない。