鹿島アントラーズ | 2 | - | 0 | 上海申花 |
興梠 興梠 |
32' 80' |
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やや苦しんだ時間帯はあったものの、結果的に鹿島が2-0と完封勝利を収めた。カシマスタジアムがまだ使えない中で勝利をあげ、決勝トーナメント進出を決めた(この後の試合でシドニーが敗北したため2位以内が確定した)のは大きい。 序盤は上海FW陣のトライアングルを利用したカウンターでピンチも迎えたが、前半は主に鹿島のペースで進んだ。相手の反撃に慣れ、またリアスコスが足首の負傷からか切れが落ちたため、大きなピンチは迎えなかった。途中に野沢、遠藤が代わる代わるワンボランチのところを狙って中にポジションを取るような形もあったが、むしろ最初から狙っていた角度を付けたロングパスが効いていた。 そして32分に先制点を奪取。左サイドから小笠原のフリーキックが入り、ニアでぽっかりフリーになった興梠がヘッド。これがゴールに決まった。 後半は状況が一変し、上海が3バックに変えて前線に人数をかけてきたこと、2ボランチにして基点をやや下げたこと、大迫にマンマークが付いたことにより、徐々にゲームを支配される。しかし苦しい展開の中、83分にコーナーキックから興梠が今日2点目をあげて勝利を決定付けた。 |
アレマFC | 0 | - | 4 | セレッソ大阪 |
31' 43' 46' 61' |
清武 R・ピンパォン 乾 乾 |
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セレッソ大阪がインドネシアの劣悪なピッチ、真夏のような気候に苦しみつつも大量点を奪取し、結果的には大勝できた。 得失点差で山東、全北を上回るだけのプラスにはならなかった。しかしこの後の試合で全北が勝ったため、第6節は勝ち点2差の山東との直接対決となり、引き分け以上なら決勝トーナメントに進出できる状況となった。 前半はとにかく厳しい内容。危険なパスミスが連発し、攻撃を加速させようにも全くペースが上がらなかった。中央でボールが収まらず、ダイレクトのパスはコントロールに苦慮し、インターセプトを狙われてカウンターを受ける繰り返しになってしまった。 だがそんな展開の中で得点を奪えたのは幸運だった。31分、左サイドでこの試合初めて数本の速いショートパスが繋がった。乾が左から中にパスを送り、倉田がヒールで流す。それを受けた清武がゴール前に切れ込み、ドリブルでDFをかわしてシュート。ゴールに決めた。さらに43分にも中央に持ち上がった乾からスルーパスが送られ、R・ピンパォンが抜け出してシュート、ゴール。得点を追加して後半に望むことが出来た。 楽になった後半はパスミスが減り、縦の動きだしとスペースへのパスが増加。後半開始早々に左からのクロスを乾が合わせて3点目を奪った。乾はさらに61分にも中後のスルーパスでセンターバックの間のスペースに飛び出してゴールを決め、今日全ての得点に絡んだ。 |
水原三星 | 3 | - | 1 | シドニーFC |
ハ・テギュン マト ヨム・ギフン |
34' 50' 80' |
51' |
カザリン |
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水原がホームでシドニーを一蹴。勝ち点を9に乗せてグループ2位以内を確定させた。逆にシドニーは目的を達成できず、グループリーグ敗退が決定した。 序盤積極的に仕掛けたのはシドニーであった。素早い攻守の切り替えと激しいコンタクトプレー、シンプルなサイドアタックで攻撃的なプレーを見せた。 しかしそれが効いたのも20分まで。水原がすかさずサイドを締めてカウンターを狙ってきた事によって、徐々に攻撃の狙いも、高い位置からのボール奪取も達成できなくなった。押し込む攻めを意識しすぎたのか、あるいは水原の高さを警戒したか、空中戦に強いカザリンにシンプルにクロスを入れる選択も少なかった。 この後は水原が力を見せた。攻めに来ている相手の意識を利用して、シンプルにサイドの裏に長いボールを入れスペースを突き、基点を作ったらイ・サンホが積極的にゴール前に飛び出す。 34分に右サイドからのフリーキックでハ・テギュンがニアに飛び込み、前に出てきたレディよりも先に触って先制点を奪取。50分にはマトが鮮やかな直接FKを決めて追加点。直後にクロスからカザリンにヘッドを許し1点を返されるも、終盤に途中出場のヨム・ギフンが強烈なミドルシュートをたたき込んだ。 |
ブニョドコル | 3 | - | 2 | アル・ワフダ |
トリフノヴィッチ トリフノヴィッチ ソリエフ |
11' 35' 85' |
2' 55' |
マタル ウーゴ(PK) |
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打ち合いとなった試合を制したのはホームのブニョドコル。ヒッケルスベルガー監督の今季限りでの退任が決まったアル・ワフダは、未勝利のままグループリーグ敗退が決定した。 ブニョドコルは2失点した事からも分かるように、内容は非常に悪かった。ジャディゲロフの欠場で4-4-2を選択したもののこれがあまり機能せず。終始アル・ワフダのロングボール攻勢とドリブル突破に苦しみ、ラインを下げられてアタフタし続けた。 しかし、それ以上にアル・ワフダが安定感を欠いていた。選手同士の距離を広げ、わざと間延びさせてスペースを作り、個人のドリブルで仕掛ける戦術。攻撃面ではかなり機能しており、スピードでブニョドコルのDF陣を翻弄していた。しかし逆に守備面では最終ラインの周囲にスペースが多く、バランスは劣悪だった。 加えてネステロフが好セーブを連発したことで、ブニョドコルは2失点はしたものの、それ以上に得点を奪って勝つことが出来たのである。開始直後にマタルにゴールを許したものの、11分に左サイドを抜け出したカルペンコからのクロスをトリフノヴィッチが押し込んで追いつく。35分にはショートコーナーから再びトリフノヴィッチが得点しリードを広げた。 50分にはジョルジェヴィッチのハンドでセットプレーを与え、さらに壁に入ったトリフノヴィッチのハンドでPKを与えるという自滅で一旦リードをフイに。しかし85分に、イノモフのアーリークロスにソリエフが飛び出してヘッド。交代出場の2人が絡んで決勝点を奪取した。 |
エミレーツ・クラブ | 0 | - | 1 | ゾブ・アハン |
79' |
ガジ |
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ここまで3勝1分と好成績を残してきたゾブ・アハンにとって最大の苦戦となった。結果は勝利で終わり決勝トーナメント進出を決めたが、ゴルダンの好セーブがなければ2、3点失っていて当然の内容だった。 エミレーツは非常に前線の個人能力が高いチーム。今回はそれに一つ工夫を加えてきた。本来フォワードで、強烈なドリブルを得意とするケルカルをトップ下、あるいはセンターハーフといってもいい位置に入れてきたのである。 ゾブ・アハンはいつものように高いラインを維持して激しいプレスを仕掛けようとしたが、前に出た瞬間に中盤のスペースに長いボールが入ってきて、プレスに行くとケルカルに突破されてしまう。その結果ラインを上げることが出来なくなり、完全にペースを失った。結局後半の中盤までこの状況が続き、多くのピンチを迎える結果となった。 だが終盤まで持ちこたえたことでチャンスが巡ってきた。運動量が減少したことでエミレーツの戦術の鍵であったケルカルが下がってしまい、ただの放り込みサッカーになったのである。こうなればゾブ・アハンは慣れたもの。勇気を持ってラインを上げ、攻勢に出た。 そして79分、中央をドリブルで持ち上がったイゴールからのスルーパスにガジが抜け出し、滑り込みながらシュートを放つ。これがゴールに転がり込み、決勝点となった。この後は再び反撃を受けたものの、ゴルダンの好セーブが続き失点を逃れることに成功した。 |
(筆:Qoly編集部 K)