医療体制の不備が再び死亡事故に…

今年3月に選手の死亡事故が起こったインド。それからわずか4ヶ月で、再び同じ悲劇が繰り返されてしまった。亡くなったのはチャヤチョビ・クラブでプレーしていたマヘシュ・タパ(25。ただし27才という報道も)である。

タイムス・オブ・インディア紙が伝えたところによると、7月8日に地域のトーナメントに参加した。ユース時代に有名な選手であったマヘシュは、地域の中では屈指のストライカーだったという。

パラスモニ・クラブとの試合中に相手GKサチン・ライと接触し、膝で胸を強打したマヘシュ・タパは昏倒し、意識を失った。すぐに病院に運ばれたもののICU(集中治療室)のベッドに空きがなかったために治療が行われず、最終的には民間の診療所に移されて息を引き取ったとのことだ。月曜日に行われた検死の結果、死因は心停止であったことが確認された。

大会を主催したジャルパイグリスポーツ協会の関係者は「彼の症状は非常に重篤だったが、病院に着いたときにはまだ息があったんだ」と話したという。

マヘシュの父であるチャンドラ・バハドゥールは、インタビューに対してこう答えている。

「これは事故だ。そして運命なんだ。これ以上、他に何を言うことが出来るというのか」

(筆:Qoly編集部 K)

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