ブラジル 3-0 日本

3’ ネイマール

48’ パウリーニョ

90+3' ジョー

ドーハでイラクと戦ってからわずか数日、日本代表は地球の裏側に飛び、王国ブラジルとの対戦を迎えた。大方の予想通り厳しい戦いとなり、相手の手の内で踊らされたような結果で終わってしまった。

日本は前田を使わず岡崎と本田をトップに並べ、清武が右サイドに配置。2トップ気味の形でボランチの周辺のスペースを消し、ビルドアップを外に追い出し、ボールを奪ったら本田に納めて反撃というような流れを形成するようなものであった。

しかし試合開始からわずか2分あまり、マルセロのクロスボールからフレッジのポストプレーを許すと、ネイマールに鮮やかなボレーを決められてしまう。

序盤今ひとつだったブラジルも、フッキを右、ネイマールを左、オスカルを中に移してからはバランスが改善された上、先に点を取ったことによって無理に攻める必要もなくなり、後方でボールを落ち着けながら時間をつぶしていく。

さらに、後半に入ってからは内田がオーバーラップを見せるなど攻撃意識を高めた日本に、再びつらい展開が待っていた。48分、またもスタートからわずかな時間で、ダニ・アウヴェスからのクロスをパウリーニョに決められてしまい失点を許す。

この後ブラジルはより守備のバランスを改善させ、ネイマールが攻守で内田にぴったりついていくことで上がりを抑えつつ、やや下がった位置で厳しいプレスをスタートさせるようなメリハリのあるブロックが形成された。

日本は前田を投入して普段の形に戻すも、堅さを増したブラジルを前にして、危険な位置に入らせてもらえない展開。一度訪れた前田の決定的シュートチャンスも、ジュリオ・セーザルの正面を突いて得点ならず。

そしてロスタイムにはカウンターからオスカルの持ち上がりを許し、スルーパスから途中出場のジョーに飛び出され3失点目。シュート数こそほとんど変わらなかったものの、勝負力という点では差を見せつけられた内容となった。

 

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