9月14日、スーパースポーツ・ドットコムは「チュニジアサッカー連盟は、暫定代表監督としてルート・クロル氏を招聘した」と報じた。

ルート・クロル氏は1949年生まれの64歳。かつてはヨハン・クライフなどとともにトータル・フットボールを作り上げたオランダ代表の一員であった名選手である。指導者としてはアフリカやフランスで活躍しており、昨季はチュニジア1部のスファクシャンで指揮を執り、リーグ優勝を成し遂げている。

なお、今回はスファクシャンと代表の兼任という形で短期間の就任であると発表されており、3次予選を突破した場合は改めて新指揮官候補を探す予定となっているとのことだ。

チュニジア代表は先日行われた2014年ワールドカップ・アフリカ2次予選の最終節でカーボヴェルデに0-2と敗れ、グループ2位に転落し一時は敗退が決定。この結果を受けて、前監督のナビル・マールル氏が成績不振の責任を取り辞任を申し出ていた。

しかし、その後カーボヴェルデがこの試合に出場資格のない選手を起用していたことが発覚し、試合はチュニジアが3-0で勝利したという扱いに変更。この結果、棚ぼたの形ではあるが2次予選突破を成し遂げていた。

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