2000年台初頭、プレミアリーグの覇権はアーセナルとマンチェスター・ユナイテッドの2クラブによって争われていた。

名指揮官、名ストライカー、名選手が揃った両チームの戦いは常に激しい攻防を見せ、当時のプレミアリーグ最高の名勝負を演出。幾多の熱戦を繰り広げた。

そして、両チームの戦いで忘れてはいけないのが、名キャプテンの存在である。パトリック・ヴィエラとロイ・キーン―。闘志むき出しの両者は激しくも誇り高きそのプライドをぶつけ合い、先頭に立って睨み合った。

そんな“犬猿の仲”としても知られたヴィエラとロイ・キーンが、英国のテレビ番組で対談番組に出演したようだ。

ヴィエラとロイ・キーン

こちらは、英国の民放局『ITV』が制作したドキュメンタリーで、タイトルは『Best of Enemies』。現地時間10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ第6節マンチェスター・ユナイテッド対シャフタール・ドネツク戦終了後に放送されたようで、その模様が早速動画共有サイトで紹介されている。

▼番組紹介VTR(30秒)

▼Part1

▼Part2

▼Part3(欠落しています)

▼Part4

▼Part5

この番組の中で両者は、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドの過去の選手の中からベストイレブンを選出し、過去の名勝負についてのディベートを行っている。

両者が出場した対戦は実に19度。試合前に口論し握手をしなかったこと、ギャリー・ネヴィルがヴィエラの拳を強く握ったこと、またルート・ファン・ニステルローイのPKにまつわる一連の騒動など、様々な因縁がつきまとう両者の今を知ることができる大変貴重な映像になっている。

また、両者の関係が良好になったのは欧州選手権の解説者として訪れた昨年の夏のことで、ポーランドのワルシャワでともにアイスクリーム店を探していた時のことだという。2人は見事アイスクリーム店を見つけ、ロイ・キーンがヴィエラにアイスクリームを差し出したことで、両者の不仲は解消されたと『Independent』は伝えている。

ちなみに、現在ヴィエラはマンチェスター・シティのユースプログラムで活躍しており、ロイ・キーンはITVで解説者を務める一方、アイルランド代表のアシスタントコーチにも就任している。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名