キプロスリーグは14チームで行われるリーグ戦である。昨年8月にスタートしたリーグは5月18日をもって終了する…はずだった。

しかし、シーズン最終節に問題が発生する。

最終節で実現した事実上の優勝決定戦、AELリマソール(1位/勝ち点81)対APOEL(2位/勝ち点78)の試合中、AELサポーターから物が投げ入れられ、それがAPOELのベンチの選手カカの頭部に直撃したのだ。

この物体はベンチ背後のガラスを突き抜けており、カカの頭部を襲った衝撃がいかに大きかったのかが分かる。

試合はこれが原因で一時中止。試合の扱いについて様々な案が出たが、このほど再試合が決定し、急遽APOELの選手たちが帰国することになっというわけだ。再試合は6月4日に行われる予定で、ラルナカにある中立地で行われるという。

一部のサポーターの愚かな行為が、今こうして異国の地にも悪影響を及ぼしている。グローバルなサッカーというスポーツだからこそ、サポーターは自身の行動に自覚を持つべきであろう。

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