現地時間27日、トッテナム・ホットスパーの新監督にマウリシオ・ポチェッティーノが就任した。

1988年ワールドカップではアルゼンチン代表日本代表の前にも立ち塞がり、エスパニョールやサウサンプトンでは日本人選手指導するなど、何かと日本とも縁のあるポチェッティーノ氏。2013年からサウサンプトンを率い、限られた戦力で今シーズンは同チームを8位に導き名声を得た。

そんなポチェッティーノ監督といえば、選手たちにハードワークを要求することでも知られており、練習から厳しいメニューを課している。英国『Telegraph』によれば、ポチェッティーノ監督はトッテナムでも午前と午後のいわゆる“二部練”を行うことになりそうで、“boot-camp(軍隊式トレーニング)”という言葉を用い、来シーズンのトッテナムのトレーニングに大きな変化がもたらされる可能性を伝えている。

かつて、サウサンプトンの選手たちはその過酷なトレーニングに「3つの肺が必要だ」と冗談を交わし、「練習に疲れ果てて、その後の一日を睡眠に使うしかなかった」とこぼしていたと言われている。トッテナムにはエマニュエル・アデバヨールという自己主張の激しい選手が在籍しており、彼との関係についても注目が集まりそうだ。

ちなみに、今シーズンのトッテナムに用意された補強資金はおよそ5000万ポンド(およそ85億円)。トッテナムのダニエル・レヴィ会長はポチェッティーノ監督の就任について、以下のようにコメントしている。

ダニエル・レヴィ(トッテナム会長)

「マウリシオには、偉大なチームスピリットと勝者のメンタリティを構築させるだけでなく、選手個々を向上させる明確な能力がある。マウリシオが来シーズンこのチームの監督になりたくなるような選手たちが、我々には揃っている」

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