・疑わしい判定

この夜、スタジアムは一階席だけが満員となった。しかし、25000人の観衆は期待に胸踊らせていた。

試合が始まるとともに、FIFAの早期警戒システムは、ギャンブルの奇妙な動作を発見した。ギャンブラーは、どれだけのゴールが入るかという項目を増加させ続けた。

試合の前には、期待される得点数の平均は2.68だった。しかしキックオフ後、それは3.48に増加し、その後4以上にまで到達したと、イングランドで合法的なギャンブル組織を運営するマシュー・ベナム氏は話した。

疑わしい判定は試合の序盤から行われた。12分には、明らかにペナルティエリアの外で合ったにも関わらず、グアテマラのディフェンダーがハンドを取られ、南アフリカはPKで得点した。

ハーフタイムには、『タンザニア人のアシスタントレフェリーが神経質に震えているように見えた』とシトレ氏が報告書の中で述べている。その彼もまた、八百長を実行する者の一人だった。

50分には、グアテマラは疑わしいペナルティキックを与えられた。南アフリカのディフェンダーは、シュートを手ではなく胸で止めていた。

ゴダード氏はグランドスタンドからこの試合を見ていた。ここで彼は、審判を懐疑的に思える何かを感じた。放送のキャスターは、不審そうにレフェリーのジャッジを見ていた。南アフリカ連盟の仲間は、審判長であるゴダード氏に向かって、『あれはどうなんだ?』と言わんばかりに手を広げた。

56分、再び議論になるペナルティキックが南アフリカに与えられた。それは最終的に5-0となる試合の、4つ目のゴールだった。

FIFAの報告書は『我々は結論を下すことができる。この試合はギャンブルを目的として不正に操作されたと』と述べている。

<その3へ続く>

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