ナイジェリア対北朝鮮の試合中、レフェリーはいくつかの疑わしい判定を行った。FIFAはそれがミスター・チャイブであったかどうかを確認できなかったが、割り当てられていたポルトガルサッカー連盟の関係者ではなかったことは判明している。

レフェリーは“非常に荒いスタンス”をとり、カードを出さなかった。逆に、ペナルティキックの判定は”非常におおらかなスタンス”をとったと報告されている。

ナイジェリアは3-1で勝利した。

『その試合は明確に排除できる。それはギャンブルの市場で何の意味も成していなかった』とマシュー・ベナム氏は話した。

南アフリカがデンマークと戦った6月5日、別の会場ではアメリカが3-1でオーストラリアを破っていた。

5月24日のペルマル氏とエース・キカ氏の電子メールによれば、シンガポールのシンジケートは、試合にレフェリーを派遣させてくれるよう依頼していたという。

『フットボール4Uは、ボスニア・ヘルツェゴビナの3名を使わせてくれと提案してきた。あとでFIFAのレポートを読むと、彼らは八百長に関与したことで永久追放を受けていた者たちだった』――ゴダード氏はそう話した。

また、ゴダード氏はアメリカ、オーストラリア連盟にフットボール4Uの関与を警告したとも話している。

結局、試合は南アフリカの審判が担当した。アメリカサッカー連盟は、八百長やレフェリーの変更に関する警告を受けたことはなかったと話し、FIFAの報告書も試合結果操作の兆候を認めていない。

しかし、ペルマル氏は回想録の中で『アメリカの試合にレフェリーを置くことが出来なくても、南アフリカの勝利で400~500ドルの利益を上げられた』と書いている。