過去の名選手にもイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティやJリーグ・FC東京でプレーした怪人パウロ・ワンチョペを筆頭に、代表最多得点の“王子”ことロランド・フォンセカ、異次元の左足を持つロナルド・ゴメス、最多137capを持ち抜群のテクニックを誇ったゲームメイカー、ワルテル・センテノら優れた攻撃の選手を輩出している。
一方でイタリアのファンならご存知“中米のカンナバーロ”ことブレシアで長くプレーしたDFヒルベルト・マルティネスに最近はスペイン・レバンテで活躍するケイロル・ナバス、オランダ・AZのエステバン・アルバードとGKも優秀で、試合に応じて堅実的でバランスの取れた戦いもできる文化が育まれてきている。その安定感により中米7カ国で争われるコパ・セントロアメリカーナ(旧中米杯)で最多7度の優勝を誇り、同3度で個のタレントではコスタリカを凌駕するホンジュラスを結果の面で大きく引き離している。
その他、2012年にJ2・ガイナーレ鳥取にロイ・スミス、ケニー・クニンガムの2人が在籍したことはJリーグのサポーターであればご存知のことだろう。ちなみに地理的にアメリカの影響が強く英語圏の姓が多い(キャンベル、クニンガムなど)のも特徴だ。