11月18日、『L'Equipe』は「フランス2部にあたるリーグ・ドゥの試合に八百長があったとして火曜日朝に9名の容疑者が逮捕された」と報じた。

警察に報告によれば、当該の八百長試合は昨季の28節のカーン対ニーム。日程が延期となって最終節の前となる5月13日に開催されたもので、結果は1-1だった。

カーンは事実上ほぼ昇格が決定しており、同時にニームは勝ち点1を獲得したことでリーグ・ドゥの残留がほぼ確定するという試合であった。

捜査によってニームの会長ジャン=マルク・コンラド氏とカーンのジャン=フランソワ・フォルタン会長との会話が盗聴されており、箱に入ったワインがニームからカーン側へ贈られたことが分かっている。

また、ニームの株主であるセルジュ・カスパリアン氏の電話によって、4月11日のCAバスティア戦で八百長を持ちかけて断られていること、そしてディジョンの監督を務めているオリヴィエ・ダロジリオが仲介を行っていたことも分かっている。なお、4月25日のディジョン戦でニームは5-1と大敗しているが、買収が不完全であったことが示唆されている。

さらに、5月6日に行われたアンジェ戦(ニームが3-2で勝利を収めている)についても八百長の疑いがあり、アンジェ側の関係者も逮捕されているとのことだ。

現在のところこれらはまだ容疑を捜査している段階で何ら確定したものではない。しかし、疑惑が真実であったと認められた場合、主導的役割を担ったカーンとニームについては最悪リーグからの追放という重い処分が科せられる可能性がある。

なお、ジャン=マルク・コンラド氏は、2008-09シーズンに発生したアルル=アヴィニョンが相手選手に賄賂を贈ろうとした事件の際、クラブの会長を務めていたことでも知られている。

この八百長の件についてはオンラインギャンブルでの不正な掛け金の動きは確認されておらず、近年問題になっているアジア方面のブローカーの関連はないと考えられている。