11月24日、『Skysports』は「アーセナルの第2株主であるロシア人富豪アリシェル・ウスマノフ氏は、アーセン・ヴェンゲル監督がミスから学んでいないと話した」と報じた。
アリシェル・ウスマノフ氏はロシアの実業家であり、世界で34番目の資産を持っている大富豪。2007年にアーセナルの株式を一部購入し、2011年にはその比率を30%に増加させている。
彼はかつてアーセナルがロビン・ファン・ペルシーを放出した際にもクラブに質問状を送るなど、経営の方針については批判的な視点を持っていることは周知の事実であるが、第2株主であるため直接的な発言権を持っていない。
アリシェル・ウスマノフ
「アーセン・ヴェンゲル監督は最高のコーチの一人だ。欧州に留まらず、世界でも。
誰でも過ちは犯す。彼は過ちを犯すことが出来る。そして、歳を取るごとに一つの過ちを受け入れることが難しいものになることも知っている。
チームのポテンシャルはある。しかし、ミステイクに対する決定的な評価がされていない。彼らが過ちを認めない場合、天才は天才のままでいられない。彼らはミスを認めるべきなのだ。
誰であろうが、過ちを乗り越えることが出来るのは、それを認めた時だけだ。クラブのために、私はそれを望んでいる。
同じ結果を繰り返していることを別にすれば、悪い部分はない。我々はチャンピオンズリーグに出続けている。いくらかの人々はそれに満足しているかもしれない。しかし、私は株主としてそうは思わない。
ヴェンゲルが資金を持っているか? クラブには公式に資金がある。これは私の見解だが――公に伝えておきたい。我々は、チェルシーやマンチェスター・シティ、欧州ではレアル・マドリー、バルセロナ、パリ・サンジェルマンや他のチームと同じレベルで戦うために、すべてのポジションを強化する必要がある」