今月をもって終了したUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ。これで全125試合中96試合が終了し、先日は決勝トーナメント1回戦の組み合わせも決定。マンチェスター・シティ対バルセロナなど、注目のカードが目白押しとなっている。

ベスト16に残ったチームにはチェルシーやマンチェスター・シティ、アーセナルといったおなじみの強豪チームも残っており、プレミアリーグファンにとっても2月以降眠れない日が続く。そんな中、イングランド人とCLに関する衝撃的な事実を英国『Guardian』が紹介している。

なんでも記事によれば、今シーズンのCLに出場したイングランド人選手は、わずかに21人しかいなかったというそうなのだ。

プレミアリーグは「世界最高峰のリーグ」とも呼ばれており、その人気の高さは日本でも健在だ。実際、UEFAが発表するリーグ別のランキングであるUEFAカントリーランキングでは2位につけており、CL出場権も最多となる3+1が与えられている。

そんな強豪国のイメージの強いイングランドだが、実はイングランド人自体はこのコンペティションにあまり参加していないという。今季のCLではスペイン人の75人、ブラジル人の68人、ドイツ人の51人が最多となっており、21人というイングランド人の数は上から9番目であったという。これは、オランダ人より1人少ない計算であるが、オランダからはアヤックスの1チームだけしか本大会に進出していない。

また、1選手あたりの総出場時間は282分。これは、最大で90分×6試合=540分の出場機会のおよそ半分であり、たとえ試合に出場したとしても十分な出場時間を確保できていないことが分かる。

ビッグクラブが各国のスター選手を集め、自国の選手がなかなかそのクラブで出場機会を得られていないこともそうだが、そうした選手が海外クラブに居場所を求めていないことが原因だと考えられる。

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