●リトアニアで人種差別に苦しむ

リトアニアのFKアトランタスというクラブで初めてプロとなったが、そこでの暮らしは幸せなものではなかったという。自軍サポーターから人種差別的なチャントを浴びたそうで、「誰も自分のことを蔑視しない(故郷)ロンドンからやって来て、とにかく不快だった」。 大抵の選手は荷物をまとめて(帰国する)なか、アキンフェンワの決意は堅かったそうで、「自分をどこかに追いやろうとする者はいない(くなった?)」。

ノーザンプトン時代のチームメイトだったクラーク・カーライルはかつてアキンフェンワについてこう語っていたとか。「この職業は無常(短い)だから、生涯の友に出会うことはとても稀だ。彼は私の数少ない親友のひとりさ」

●生涯のリヴァプールサポーター

リヴァプールの大ファンで、子供の頃のアイドルはジョン・バーンズ。今回の対戦前には「スティーヴン・ジェラードのユニフォームが欲しい」と宣言。「チームメイトたちには、もし自分より先に彼のユニフォームを手に入れる者がいたら、トラブルになるだろうと告げた」とも明かしており、当然ながら(誰も邪魔はできず?)見事お目当ての品をゲットしている。