現地時間5日、英国各地でFAカップの3回戦が行われ、リヴァプールがAFCウィンブルドンと対戦した。

"The Beast"の愛称もある巨体FWアデバヨ・アキンフェンワも出場し1ゴールを記録したこの試合、勝負を決めたのはやはりあの“役者"であった。

この3日前、今シーズン限りでクラブを退団することを発表したジェラードが直接FKを含む2得点をあげ、チームに勝利をもたらしたのだ。

事実上、今シーズンがリヴァプールでのラストシーズンとなるジェラード。リヴァプールが現在参加しているコンペティションの中で、最も最後に行われるのがFAカップの決勝戦である。

そういったことが作用したのかどうかは分からないが、ショッキングなニュースの数日後にこうした活躍を見せるあたりが、この選手がファンから愛される所以だろう。

さて、そんなこの試合はAFCウィンブルドンのホームで行われた。チームはリーグ・ツーというイングランド4部リーグに相当するチームということで、戦力にかなりの差があったと思われるが、この日のスタジアムでは不思議な光景が確認されていたようだ。

まずはその証拠写真をご覧いただこう。

ドナ●ドダックのようなこの物体が一体何かと言うと、実はAFCウィンブルドンのマスコットであるのだ。

名前は"Haydon(ヘイドン)"といい、英国のキャラクター「ウォンブル」がモチーフになっているという。ウィンブルトは地下の巣穴に住む毛むくじゃらの生き物で、ごみを有効活用することが得意な謎の生物。お世辞にもかわいいとは言えない。

さて、そんなヘイドンだが先日のリヴァプール戦ではなぜかAFCウィンブルドンのゴール裏に大挙するサポーターの頭上になだれ込み、まるで“人間サーフィン"状態であったというのだ。その時の映像が残っている。

まるでミュージシャンのライブを思わせる豪快なダイブ! クラブのマスコットがこういった破天荒な業に挑戦するあたりは、さすがは英国という感じがする。神聖性もへったくれもない。

ちなみにこのヘイドン、他にもいろいろと体を張っているようで・・・

高いところに登ったり・・・

水を被ったりとやりたい放題。

以前Qolyでは、選手の得点に誰よりも早くに駆けつけ、審判を侮辱し退場経験のあるフリーダムすぎるマスコット、バーンリーのバーティー・ビーをご紹介した。

こうした奇想天外なマスコットは日本ではそう見られないだけに、目新しさを覚えてしまう。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい