続いてはこちらだ。

マウリシオ・バルディビエソ(ボリビア)

マルコ・エチェベリ、エルウィン・サンチェスらと1990年代ボリビア代表の中核を担った同国のレジェンドで、1997-98年に横浜マリノス(現F・マリノス)でプレーした“皇帝"フリオ・セサル・バルディビエソを父親に持つマウリシオだ。

2009年、父親が監督を務めるアウロラというクラブにてなんと12歳でプロデビュー。レジェンドとはいえあまりの身内贔屓ぶりに国内は大騒動となり、結局父親は辞任。しかし以降も父親が指導するクラブでプレーしている。

フリオの現役時代は高度なテクニックと創造性を併せ持つ古典的なゲームメイカーだったが、息子は今回の代表で中盤の底で黙々とプレーしている。なお、このたびの代表選出が父の威光であるかどうかは知る由もない。

“皇帝"と呼ばれた父フリオ・セサル

ホセ・ルイス・シエラ(チリ)

1998年フランスW杯のチリ代表で、40歳を超す2009年まで現役でプレーしたホセ・ルイス・シエラと同名の息子だ。

父は左利きで非常にFKの巧い典型的な10番タイプの選手であったが、息子は実直なストライカーである。現在、父親が監督を務めている国内の強豪ウニオン・エスパニョーラのユースで得点を量産して昨年トップチームへ昇格。プロ初ゴールも決め、今回U-20代表に選ばれた。

ただ1997年生まれで世代的に1つ下であることから代表でもここまでは控え。まだその実力は未知数だ。

“最後の10番"とも評される天才ゲームメイカーだった父親

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