郡山市をホームとする福島FC(※1997年に解散)や、ビアンコーネ福島、元ミランのジョージ・ウェア氏が総監督に就任するなど“瞬間最大風速"は強烈だったバリエンテ郡山など、様々なクラブの紆余曲折を経てついに福島に誕生したJクラブ、福島ユナイテッドFC。

母体となった「福島夢集団」も創設が2002年という若いクラブは、記念すべきJ3初年度、新たに就任した栗原圭介監督とともに参戦。攻撃サッカーを標榜しながらリーグワースト2位という得点力不足に泣いたが、守備の方で踏ん張り、12チーム中7位というまずまずの成績を収めた。

特に目立った選手の一人が、高卒ルーキーのMF安東輝で、JFAアカデミー福島の3期生である19歳は、31試合に出場し2ゴールを記録。栗原体制2年目の今季も引き続き、業務提携をしている湘南ベルマーレからの期限付き移籍でプレーする。

また前線にはこのオフ、地元・福島市出身のFW茂木弘人(神戸)を完全移籍で獲得。昨季チーム得点王のFW金弘淵とのコンビネーションが注目されるほか、最終ラインにも経験十分なDF戸川健太(鳥取)を補強している。

Fukushima United 2015 Hummel Home

その福島が3日、2015シーズンの新ユニフォームを発表。(画像:ヒュンメル/エスエスケイ)

サプライヤーは5年目のヒュンメルで、ホーム(1st)には、初のストライプ柄を採用。

今季のチームスローガンである『LINK』をユニフォームのテーマとして落とし込み、クラブカラーである赤と黒のストライプで、チームやサポーター、地域などそれぞれが横につながっていくことを表現したとのことだ。

太いストライプには、それぞれが自立した力を持つことをイメージ。太く縦に伸びた力が、横へとつながっていき、さらに大きな力へ――「福島ユナイテッド」というチーム名が表す通り、福島が一つになり、発展していくことを表している。


Fukushima United 2015 Hummel Away

アウェイ(2nd)はホームと異なり、「刀で切り裂いたような」(※リリースそのまま)斜めの切り替えしデザインが特徴。

白とグレーのモノトーンで、福島県会津の白虎隊をイメージしており、大きな敵にも立ち向かう勇気と郷土を守る誇りを表現した。

GKモデルは、ホームがオレンジ、アウェイが緑というラインナップ。アシンメトリーデザインのテンプレートを使用している。

ユニフォームスポンサーは、昨季背中の「東邦銀行」が胸へ移り、袖の「福島民報」、パンツの「福島トヨタ」は継続。

右袖にも引き続き、チームが常に福島と共にあるというメッセージを込めた「Fukushima」の文字が入る。


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