『Daily Mail』は「元カメルーン代表FWサミュエル・エトーは、ツタンカーメンの呪いがかかっているという噂が流れている邸宅を購入する」と報じた。

1月にエヴァートンからイタリア・セリエAのサンプドリアに移籍したサミュエル・エトー。彼が新天地の自宅として選んだのは1850万ポンド(およそ34億円)の価値がある沿岸の大邸宅であるそうだ。

床面積は1100平方メートルで、40の部屋とプールがあり、その周りをティレニア海に面した美しい3万平方メートルの庭が囲っている。さらに当時の豪華さを取り戻すために改築には300万ユーロ(およそ4億円)の資金が必要になる。

しかし、この邸宅はいわゆる「いわくつき」の物件であるという。

かつてこの邸宅を所有していたのは第5代カーナヴォン伯。イギリス出身の貴族であり、古代エジプト文明の王ツタンカーメンの墓の発掘に資金を提供したことで有名な人物で、その世界的な大発見にも立ち会っている。この邸宅は彼の別荘であった。

そして、ツタンカーメンの墓を発掘した人物は非業の死を遂げている者が多いことで知られ、「ファラオの呪い」がかかっているのではないか?とも言われている。

第5代カーナヴォン伯はツタンカーメンの墓発見からわずか5か月後に急死しており、この家に住んでいた甥は飛行機の墜落事故で死亡。元モデルの伯爵夫人フランチェスカ・アグスタは2001年に邸宅周辺の崖で姿を消し、南フランスの海岸で死体が発見された。

地元不動産業者の関係者は「エトーはこの歴史を知っているが、この家を愛しており、そこに自身の宮殿を作るチャンスを窺っている」と話しているそうだ。

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