db7「では、最初に『夕空のクライフイズム』について話し合った後、『フットボールネーション』について話し合っていく形でお願いいたします。そして、最後に共通のテーマであると考えられる指導者についての議論を深めていく形で」
結城 「では、まずは『夕空のクライフイズム』についてよろしくお願いいたします」
大武 「タイトルにもありますけど、クライフについて話すっていうのが良さそうですよね」
db7「簡単にあらすじの方の説明を、お願いしても大丈夫でしょうか?」
手原「基本的には、神奈川県の私立高校のサッカー部の監督が突如代わるんですけど、そこにクライフが大好きな監督が来ちゃったという話ですね」
結城「僕も今回の準備段階でdb7さんから、クライフイズムについては色々と熱く語っていただいたんですよね。『細かいマニアックなネタが最高』であったり、『雨ちゃんが可愛い』であったり、『雨ちゃんの太ももが最高』であったり。可愛い女子と、サッカー両方のファンとしては、『これは見ないとなあ』って思いまして…日本に帰ったら即買わないとですね」
db7「雨ちゃんは、最高に可愛いからね」
大武 「でも、クライフっていうと私も、『クライフが大好きな高校生』をトピックに漫画を描いたことがある*ので、時代の変化をちょっと感じたんですよね。20年して、ついに時代が一回りしたのかなぁという感じで」
*大武ユキ先生の著作、 『我らの流儀』
県立でトップの学力を誇る海成高校の3年生・加納英之は、「海成が高校サッカーを変える!!」ことを目指してプレーを続ける。クールで頭のいい…しかし、かなり自己チューなこの男は、"普通の高校生にはできないサッカー"で本気で選手権優勝を目指す。新装丁で復刊しており、こちらも一読の価値有り。
手原「自分より若い人たちと話をするとクライフを知らなかったり、サッキを良く解ってなかったりすることが多かったんですよね…」
結城「そうですね。もしかしたら僕の世代でも、知らない人は知らないかもしれません。僕は本を読んだり、映像を見たりはしましたが、サッカー部でも昔の選手とかには興味ないような人も多いですからね」
大武 「今の若い子からしたら、変なおじさんですからね…クライフって」
手原「相撲で言うと北の富士さんみたいな」
db7「野球で例えると張本さんみたいな感じですよね。『喝!』って言ってるイメージもある(笑)」
うくら「自分も、高校生側に近いような気がしますね。ヨハン・クライフっていう名前は知っているけど…どういう選手なのかとか、そういうところまでは。それが『夕空のクライフイズム』を読むきっかけになりましたね」
結城「バルセロナファンの人とか、そういう限られたところでは有名ではあるんでしょうけどね…海外サッカーファンには、ご意見番的なイメージが強そうですし」
うくら「勿論、ペップ・グアルディオラが率いた黄金期のバルサは知ってはいましたけど、その根本になっているクライフのサッカーは良く知らなかったので、興味がある話題ではありましたね。それを知れば、もっと詳しくペップのフットボールや、バルセロナについても知れるんじゃないかって」
手原「ファン・ハールも、クライフから影響を受けていましたよね」
宮山 「僕も元々テニスをやっていた人間なので、そこまでクライフのことを詳しくは知りませんでしたね。サッカーにも地元のジェフから入ったっていうこともあって、クライフについては『海外に凄い選手がいる』という程度で、名前だけを知っている状態でしたね…」