テージョに武藤嘉紀、今のウィンガーたち
結城「ペップが一時期ウイング仕様の3トップに拘ったのは、やはりクライフとは無関係には語れませんよね」
手原「クライフ超えをしたいっていうのが、やっぱりペップのどこかにあったのではないかと思うんですよね。GKの役割とかも、クライフの頃は当時は先進的だったけど、当然ペップの時代と比べると整理されてはいなかったんですよね。ペップは、そういったところをクライフのスタイルに足すことで挑戦したかったのかなと。
更に当時、中盤にもメンバーが揃っていて、どんどんとポジションチェンジをしていくクライフ式のスタイルを使っていけるんじゃないかと思っていたんだろうと。もう1、2年見たかったなあとは思います」
大武 「2012年にクラシコを現地とかに観戦に行った時も、テージョとかは凄く愛されている、っていうのは思いましたけどね。やっぱりカンテラ上がりは、ファンに本当にサポートされるんだなと」
db7「今中君*みたいな、左ウイングが欲しいということですね」
*『夕空のクライフイズム』の主人公となるプレイヤー。左サイドを主戦場とし、ドリブルを得意とするも、スタミナがないのが弱点。
手原「そうですねー」
うくら「イメージとしては、誰が近いんですかね?」
手原「武藤が最近では若干近いような…ただ、武藤の方がはるかにイケメンだったという(笑)」
大武 「武藤は、フィジカルとスタミナもありますからね」
手原「彼は、ドリブルに小細工しない感が好きですね」
結城「ウイングとバルサのお話に関連する部分なんですが、今ってアヤックスとか、オランダ代表の3トップのほうがライン際でプレーするウイングは育ちやすいイメージがちょっとあります。例えばオランダ代表のデパイとかみたいに、ある程度ライン際で戦えるタイプとか、今中君に近いんですかね?」
手原「今中君の場合カットインもするってのもあるんですけど、オランダのウイングってなんかちょっと残念なイメージが…」
うくら「それこそ、エリアとかですよね(笑)」
宮山 「リバプールファンとしては、ウイングが固定出来なかった時期のイメージとして、バベルとかが思い浮かぶところありますね」
db7「ファン・デル・メイデとかもいつの間にかいなくなってしまった…」