大武 「指導者について、ですけど。『指導者育成を日本はやるべき』、この一言につきますよね。高校辺りの監督だと、才能のある選手を預かっておきながらやるサッカーで、彼らを生かし切れないようなこともあると思うんですよね」
手原「練習の形が決まっている、っていうのは傾向として感じます。全員に同様の練習を押し付ける感じになってしまうと」
大武 「部員100人とかだったら、埋もれた才能も沢山あったのかなとか思うともったいない気持ちになります。ユースと高校を行ったり来たりするとか、何か出来ないのかなと」
手原「別にクラブを設けて、そこで出れない選手にプレーの機会を与えたりとかってありますよね。特に強豪校と言われるようなところは」
宮山 「それ、流通経済大付属もやっていましたね」
結城「プレー機会の均等化は、その選手の実力アップにも勿論良いですし、スカウトとかの目に止まるような可能性も、少しではあっても生み出してくれますよね」
大武 「才能を見出す網が張り巡らされてないんですよね、サッカーって。野球なんて、甲子園には出たことのない子なんかも引っ張ってくるじゃないですか。地方大会での実力者レベルでも、しっかりとスカウトが視察する」
結城「そうですよね。甲子園で活躍したから、とかじゃなくて、甲子園の前とかにはもう視察が終わっているんですよね。高校野球って。本当かは知らないですけど、他のスカウトに見つかりたくないから甲子園に出ないでほしい、とか思うこともあるとかで…」
大武 「見る目が肥えないと、選手を正当に評価できないですよね」
db7「選手育成と指導者育成は、当然セットであるべきですよね」
うくら「指導に関わってない人間が思うのは、経済的な面が影響してるのかなと。年俸規模とかも、野球なら世界との差異が少ないんじゃないでしょうか。『ビックになれば、お金が貰える』っていうことで、選手だけではなく、スタッフにも高い給料を貰える人がでてくると、お金の流れができるのかなって。そういう 循環って重要だと思うんですけど、Jリーグってお金の流れが少ないような気はします」
db7「サッカーで稼ぐのが難しい現状はありますからね。それこそ、スポーツトレーナーの人でも世界規模で活躍されている方って、日本には残っていないですよね」
宮山 「やっぱり、当然海外に行ってしまいますよね。ACミランとかにも日本人のスタッフさんがいた話がありましたけど」
うくら「当然、待遇がいいってことですもんね」