4月1日、『Corriere della Sera』は「イタリア・セリエAのACミランの買収に向け、中国の実業家ゾン・チンホー氏がクラブにオファーを送る準備を進めている」と報じた。
ゾン・チンホウ氏は中国杭州市に本拠地を置く飲料メーカー娃哈哈合資公司のオーナー。
国内第5位の規模を持つ会社を所有する彼は116億ドル(およそ1兆4000億円)という莫大な資産を持っていると言われており、世界でも100位以内に入ってくる富豪である。
記事によれば、彼は3か年計画でACミランの株式の75%を取得するというプランを立てており、数日中にシルヴィオ・ベルルスコーニ氏にオファーを送る準備があるとのことだ。
先日は中国人実業家「ミスター・ピンク」と合意したと報道があったACミラン。しかしこれまでの例に漏れず、あの段階では何も決まっていなかったようだ。
その一方で、以前からミランの買収に関して噂になっていた一人であるタイの投資家ビー・テイチャウボル氏についても、今月末までにクラブの財政的状況の調査を終える予定であるとのことで、その後何らかの動きがある可能性が高いと言われている。