15日に行われたアメリカ対メキシコの親善試合は、ジョーダン・モリス、フアン・アグデロのゴールによりアメリカが2-0で快勝した。
FIFAのマッチデー外のため、お互い経験の浅い国内組中心の編成となった試合。
それだけにあまり見所のない内容となったが、後半、相手のクリアが跳ね返ったところをモリスが流し込んでアメリカが先制すると、終盤には途中出場フアン・アグデロが個人技からシュートを決め突き放した。
メキシコは荒れたピッチにも苦しみ、ほとんど良いところなく敗れている。
決勝ゴールのモリスは現役大学生
「(今の気持ちを)説明するのは難しいです」
2cap目で代表初ゴールを決めた20歳のモリスは試合後、FOXスポーツ1のインタビューにこう話した。
彼はアメリカサッカー協会が主導する開発アカデミーの卒業生で、現在はあのスタンフォード大学に通う現役大学生だ。
大学スポーツが盛んなアメリカとはいえ大学生の代表入りは珍しく、昨年のW杯後、1999年のクリス・オルブライト以来となる大学在学中での招集を受け、同11月のアイルランド戦でデビューを果たした。
U-20、23代表歴を持ち、大学生の参加が可能な下部リーグでのプレー経験はある。しかしプロとしての出場はなく、アメリカ代表で先にデビューと初得点を決めた稀有な選手となった。
「メキシコとの対戦はいつだって本当に感情的な試合です。彼らは私たちの偉大なライバルですからね。彼らからゴールすることを私は子供の頃から夢見てきました。だからそれが現実になって信じられないです」