フランスのオリンピック・リヨンやASカンヌで活躍し、Jリーグのグランパスにも所属したフランス人のフランク・デュリックス氏(49歳)が、間もなくホーチミン市に設立される「ヌティフードHAGLアーセナルJMGサッカーアカデミー」の監督に就任する見通しだ。
ホーチミン市で7日、ヌティフードHAGLアーセナルJMGサッカーアカデミーの設立に関する契約式が催された。同アカデミーは、既に育成分野で成功を収めている「※HAGLアーセナルJMGアカデミー(中部高原地方ザライ省プレイク市)」をモデルとし、ベトナム南部のサッカー人材を育成するために設立するもの。
スポンサーであるヌティフード栄養食品株式会社の代表者は、
「同アカデミーはベトナム南部のサッカー好きな少年らのプロサッカー選手となる夢を後押しする。第2、第3のグエン・コン・フオンやグエン・トゥアン・アイン(HAGLアーセナルJMG黄金世代の選手で、現U-23ベトナム代表)を育てたい」
と述べた。
また、この席で同アカデミーの監督には、英アーセナルの名将アーセン・ヴェンゲル監督からJリーグ在籍時に直接指導を受けた経験がある元名選手フランク・デュリックス氏が就任することが発表された。なお、第1期生のセレクションは今年6月から7月までホーチミン市内9か所および南部各省で実施する予定だ。
※Vリーグのホアン・アイン・ザライ(HAGL)下部組織で、HAGLと英アーセナル、仏JMGアカデミーが提携して運営しているプロサッカー選手養成アカデミー。同アカデミーの第1期生は2015年にプロデビューしており、三浦俊也監督率いるU-23ベトナム代表にも多くのメンバーが選出されている。
(C) bongda, フランク・デュリックス
記事提供元:「元名古屋のデュリックス、ホーチミンのHAGLアーセナルJMG監督に就任へ@Vietam Football」