7月20日、フランス・リーグアンのパリ・サンジェルマンは「トッテナム・ホットスパーから元フランスU-21代表MFバンジャマン・スタンブリを獲得することが決定した」と公式発表した。
契約期間は5年。移籍金については発表されていないものの、800万ユーロ(10.8億円)になったのではないかと報じられている。
バンジャマン・スタンブリは1990年生まれの24歳。サッカー指導者であった父アンリ・スタンブリが所属していたマルセイユで生まれ、2004年からモンペリエの下部組織で育成されてきたセンターハーフである。
運動量、フィジカル、技術を兼ね備えた選手として知られ、デビュー当時はセンターバック、後に少しサイドバックも務めたことがあり、ユーティリティ性の高さも評価されている。
昨年育ったモンペリエを離れてトッテナム・ホットスパーへと移籍するも、プレミアリーグではあまり出番がない状況が続いていた。イングランドに残ることを希望し故郷マルセイユからのオファーを断ったと言われているが、チャンピオンズリーグを戦うPSGからの誘いを断り切れなかったという。
なお背番号についてはクリスタル・パレスに去ったヨアン・キャバイの4番がそのまま与えられることになった。チアゴ・モッタの退団も噂されているため、今季のPSGでは非常に重要な存在になりそうだ。