プレシーズン恒例のエミレーツ・カップでアーセナルのトップチームにデビューした選手のひとりが、フランス人MFのジェフ・レーヌ=アデレードだ。
'Jeff Rene-Adelaide is something special you know.' - The boss reflects on the Lyon win: http://t.co/XMohqMHOnj pic.twitter.com/nIQkR4v759
— Arsenal FC (@Arsenal) 2015, 7月 25
1998年生まれのアデレードは17歳。今年5月、UEFA U-17欧州選手権で優勝したフランスU-17代表の一員でもある。
この夏、ランスからFWヤシン・フォルテュネとともにアーセナルへ移籍した。2人合わせた移籍金は300万ポンド(約5.8億円)とも伝えられている。
フランスのシャンピニー=シュル=マルヌという都市の生まれだそうで、『L'ÉQUIPE』によれば、12歳の時点でランス、レンヌ、リール、トゥールーズ、リヨン、モナコからオファーを受けていたとか。そのなかから、ラファエル・ヴァラヌ(現レアル・マドリー)、ジョフレイ・コンドグビア(現インテル)らを輩出したランスを選んだようだ。
昨季、リーグ戦で一試合だけベンチ入りしたものの、ランスのトップチームでデビューする前にプレミアリーグへ移籍した形。ロンドンへは家族も一緒に移住することになるようだ。
『Telegraph』によれば、アデレード本人はアーセナル移籍についてこのように述べたそう。
「このクラブとチームのプレースタイルをずっと楽しんできた。僕の移籍について家族と話し合った時、アーセナルというオプションにすぐに飛びついた。長年、Mr.ヴェンゲルが導入してきたプレーの哲学が僕に合うと思ったからさ。このチームのパススタイルが好きなんだ。(アーセナルが)若手に多くの信頼を置いているという事実もね。僕にとってアーセナルは当然の選択だった」
また、フィジカルとメンタルの両面において、アドバイスを貰っているという個人コーチ、パトリス・ムイゾン氏との協力関係を維持したいとも願っているそう。そして、「あとで後悔しないように、全てのことをやりたい」と強い覚悟を口にしてもいる。
そのうえで、加入1年目からトップチームでできる限りプレーしたいという思いも述べている。
「狙うのはベンチ入りと、最大限のプレー時間を得ること。最高のレベルに到達するために必要とされる取り組みは分かっているよ。まずは、アーセナルでの成功を望んでいる。それから、野心のあるどんな選手とも同じように、多くのタイトルを勝ち取りたい。もちろん、W杯やチャンピオンズリーグを勝ち取るという夢もあるよ」