◆シボレーとユナイテッドのマーケティング

●世界に6億人以上いるとされるサポーターやファン

●胸広告の価値と広告とメディアのデジタルシフト

●自動車メーカー国際競争とマーケティング

世界の人口が70億人を超えたと言われています。ユナイテッドのFacebookとTwitterのフォロワーは7,000万人を超え(フォロワー数1位がバルセロナ、2位がレアル・マドリー)、サポーターは世界中に6億人以上、内半数はアジアにいるとされています。

ファンでなくともニュースなどで目にする機会や、10億人と言われるプレミアリーグの視聴者を考えれば露出は更に多いはず。チャンピオンズリーグでメガクラブ同士による試合があれば更に増えるでしょう。

片や、大手自動車メーカーが目指す次の新興市場は、ASEANや中東、アンデス地域に北アフリカベルトなどと言われています。

レアル・マドリーやバルセロナも世界中にファンやサポーターがいますが、ユナイテッドもこれらの地域において非常に人気のあるクラブです。この重なりあう顧客とターゲットに対する広告料が、世界一のスポンサー料という評価と言えます。

参考までにニールセンのレポートが出ておりますので興味のある方は是非→外部リンク:『これからの自動車需要とマーケティング(2014)』

極端な話ですが、米企業が女性向けサプリメントの広告を打ちたいのであれば、今や下手なマス向け広告をつくるよりも、キム・カーダシアンのインスタグラムへ掲載してもらえるようにお願いするほうが効果的とも言える時代です。

自分の好意的な対象が使用・愛用しているものにはいい印象を持つものです。スパイクの「メッシモデル」や「ロナウドモデル」に多くの若き選手たちが憧れ、購買されることを考えれば、6億人以上に好意的な感情を持たれている存在が如何に「カネ」を生み出すかは容易に想像できます。

通信技術の発展、デジタルデバイスの小型化、スマートフォンの汎用化と常備性、SNSの登場などによって、個人、コンテンツ、広告、ブランドとの接触などの関係性は大きく変化しました。これらは切っても切れないどころが今後ますます発展することは間違いありません。

広告市場において、2016年には広告費の約25%がデジタル広告費に充てられると予想されています。通信技術の進化と汎用化により画像から動画への時代へ歩んでいることも明らかで、今後既存メディアからの広告費シフトもより増すものと思われます。

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