◆最後に

マンチェスター・ユナイテッドを例に、現在のクラブの稼ぎ方と現代におけるマーケティングっぽいことを徒然書きなぐってきました。

スポンサーから多額の資金を集める一方で、オフが短い、ツアーで成熟が進まない、まだまだ選手の入れ替えと固定が進まない、などなど批判されることはこれからもあるでしょう。これはユナイテッドのみならず、プレミアのメガクラブや他リーグのメガクラブも同じく抱える問題です。

ユナイテッドはまだまだ転換・移行期であり、このあたりは他のクラブよりもより色濃く出てしまっています。ヨーロッパのトップに返り咲くために、フロントがどのスパンでモノを見ているのか。

継続的な成果を望む以上、優れた組織と優れた選手の両方を無くしてその達成は困難です。その成長と維持には資金で優位に立てることはとても重要で、ピッチ内外で競争に勝ち切るには、フロントの経営力がますます問われる時代になることでしょう。

数字は数字、データはデータでしかありませんが、お金に関しては数字が全てとも言えます。そういった点からIRを眺めることはクラブの経営的な意向を読み取ることができ、ピッチのみではわからなかったことも見えてくる場合があります。

みなさんも好きなクラブ、興味あるクラブのIRや決算書に目を向けてみると新しい視点から何かが見えるかもしれません。

筆者名:db7

プロフィール:親をも唖然とさせるManchester United狂いで川崎フロンターレも応援中。
ツイッター: @db7seven

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