先日のファドゥーツ戦で“ジダン級”のアシストを披露したスイス・ヤングボーイズの久保裕也。

ゴールからは1か月以上遠ざかっているが、今シーズンここまで3ゴール4アシストを記録し、スーパーリーグ3位と好調のチームを支えている。

なかでも最近目立っているのが、ファンタスティックなアシストの受け手となったセルビア代表MFミラレム・スレイマニとの関係だ。

オランダ史上最高額となる1625万ユーロ(約27億2500万円)で名門アヤックスに引き抜かれ、セルビア代表としても2008年以来18試合に出場する実績十分のスレイマニ。

高度なテクニックと左足の決定力に優れた26歳のアタッカーだが、アヤックスで満足な結果を残せず、昨シーズン、一昨シーズンと所属したポルトガルのベンフィカでも出番を失い、今夏再起を期してヤングボーイズへやってきた。

そのスレイマニはここまで5ゴール3アシストと期待に応え始めているのだが、実は移籍後初ゴールとここ2試合連続ゴールの3つが久保からのアシスト。一方で久保の得点も1つアシストしており、この2人がアシストし合った試合は4試合3勝1分と負けていないのだ。

そのためスイス・スーパーリーグの公式サイト『sfl.ch』は、この2人のデュオを「クボマニ」と名付け、好調の要因の1つだとしている。

今週末、首位バーゼルとの大一番が控えるヤングボーイズ。無敗神話(4試合だが)を続ける「クボマニ」のコンビネーションに注目だ。

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