セントラルコースト・スタジアム(オーストラリア)

オープン:

2000年

収容人数:

2万59人

使用チーム:

セントラルコースト・マリナーズ

ニューサウスウェールズ・カントリー・イーグルス(ラグビーユニオン)

元々はラグビーリーグのノース・シドニー・ベアーズが本拠地として使う予定だったが、クラブの破産によって計画は転換された。

スタンドは三方向に存在し、一つは椰子の木が茂っているという珍しいデザインだ。Aリーグでも2番目に小さなスタジアムであるが、存在感は大きく、セントラルコースト・マリナーズのユニフォームにも椰子の木が書かれており、象徴的な物になっている。

2003年のラグビーワールドカップでは、このスタジアムで日本代表がアメリカと戦い、26対39で敗れている。

パンチョ・アレーナ(ハンガリー)

オープン:

2014年

収容人数:

4500人

使用チーム:

プスカシュ・アカデーミア

ヴィデオトンユース

2014年4月にお披露目された新しいスタジアムだ。国内の著名な建築家イムレ・マコヴェーチュによってデザインがスタートしたが、彼が2011年に死去してしまったため、トマーシュ・ドブロシ氏がそれを引き継いだ。

2014年のUEFA U-19選手権でも開幕戦、準決勝が行われるなど、ハンガリーでも屈指のスタジアムとして知られるようになっている。

特徴的なのは外観、スタンドと屋根のデザインだ。曲線を描いた内部の形状はまるで大聖堂。神々しさすら感じる意匠であり、芸術品である。

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