『32Flags』は「2014年に完成したドーハ・ハマド国際空港の屋根が崩壊したことに関して、ワールドカップの会場にも懸念が広がるかもしれない」と報じた。

ハマド国際空港は2013年1月に建設が発表され、2014年4月から一般の利用がスタートした。建設には150億ドル(およそ1兆8000億円)が使われたと言われ、現在は日本からも成田、羽田、関西国際空港との直通便が飛んでいる。

しかし、先日カタールで発生した暴風雨の影響によって、このハマド国際空港の屋根が崩壊。大きな水漏れで施設内が浸水した。

砂漠の国であるカタールの年間平均降水量は2インチであるが、この時には3インチの降水量があったという。

カタールでは安い出稼ぎ労働力を生かした建設業が盛んであり、そこでの人権侵害が問題になっているほか、その環境から来る施設の質も低下していると言われている。

政府はこれを受けて他の施設を調査することを明らかにしているとのことだが、今後建設がスタートすることになるワールドカップの競技場にも懸念が広がることが予想されている。

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